研究チームによると、この研究結果は「オスの性淘汰により突然変異の悪影響が効率的に排除される」ことを意味しているとのこと。同様の現象は、人工的な操作により誘発された変異では確認されていましたが、交配の中で自然に生じた突然変異で確認されたのはこれが初めてとされています。この結果について、グリショップ氏は「有害な突然変異は、オスとメスの繁殖に悪影響を及ぼす一方で、メスよりオスに強く働く選択作用によって集団から効果的に排除されることが分かりました」と話しました。